外壁塗装で艶有り塗料を選ぶ時の注意する点

 

外壁塗装や屋根塗装で塗料を選ぶ際に、艶有りの塗料にする場合には注意していただきたいことがあります。

 

1、艶には度合いがある

 

一言で艶有り塗料といっても「全艶」「7分艶」「3分艶」など艶の度合いが違います。数字が小さくなれば艶は少なくなりマットに近い印象の塗料です。全艶の塗料は一番ツヤ感が高いものになります。最初から艶消しで作られている塗料もあれば、後から艶の度合いを調整できる塗料もあります。仕上げたい艶感に対応している塗料なのかを考えて塗料を選ぶことをおすすめします。また、「艶有り塗料」といえば全艶のことを指す場合が多いようです。ここでも、艶有り塗料(全艶)ということで書いていきます。

 

2、全艶塗料の注意点

 

艶有り塗料は艶なしの塗料と比較すると、耐久性に優れている傾向があります。艶なしにするための添加物が含まれていないことと、ツルッとしていて汚れが付きにくいことが主な理由のようです。汚れがつくと水分などの塗装に影響を与えるものもいっしょに付着し、劣化を早めてしまいがちです。ただ、艶の有り、無しに耐久性は左右されないといった意見もあるため、見た目や好みで選んでも良いでしょう。光沢のある仕上がりになることは艶有り塗料の良いところです。しかし、色によっては安っぽく見えてしまうケースがあります。艶ばかりが目立ってしまったり、建物に重厚感がないように見えるケースもあります。また、この艶には寿命があり、だんだんとマットのような見た目になっていきます。

 

3、艶の度合いは好み

 

艶有りか艶無しかは好みが分かれますが、外壁塗装や屋根塗装で艶有り塗料を使う際は注意点を理解した上で選ぶことをおすすめします。